療養型病院では
ときどき家族会が開かれていて
医師の講演の後にグループディスカッションが
ありました。
それぞれの抱えている想いを語り合うという
エンカウンターグループに近いかたちで
何度か参加して救われる思いがしました。
認知症になると「個が際立ってくる」
というのがそのときのグループの答え。
生きてきた環境
過ごしてきた歴史
好きなもの
大切なこと
こだわり
そういう「その人に特化した部分」だけが
良くも悪くも大きくなってくる。
それが許される環境にいられるということこそが
本人の幸せなんだなと
改めて思ったものでした。