こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

月を眺める


「月がまんまるできれいだよ」

わざわざ父が私の部屋まで呼びに来る。

 

今日は満月。

ピンク・スーパームーン

でっかいのだ。

 

映画「ツレうつ」の中で

月がきれいですね」という妻の口ぐせが

実は文学的な愛の告白だったという

素敵なストーリーを思い出した。

 

父の場合は別に深い意図などなくて

ただ本当に「きれいだよ!見に来て」

ってことなんだけど…

 

何がすごいって

この家族っぽい『当たり前の会話』が

できるようになったこと。

 

一緒に夜空を眺めるということが

できるようになったこと。

 

しかも父が自ら呼びに来たってこと!

 

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