裁判所と関わる立場(後見人)になってみて
改めて思い返し考えているのは
映画「半落ち」の裁判官の想い。
~認知症が始まった妻に殺してほしいと懇願され
その願いをかなえてしまった元刑事。
判決を言い渡す裁判官の家には
認知症でひどく暴れている父親がいる。
裁判官の妻は24時間壮絶な介護の日々。
「君はこの事件のことをどう思う?」
裁判官はある夜 妻にたずねると・・・~
ずっとこの映画に関しては
最後の最後で判明する「絆」に
とらわれていたけれど
あの裁判官の心の揺らぎは
今まさに自分が日々突き付けられる問いと同じ。
「いちばんたいせつなことは何か」