文鳥のシロちゃんが
ベランダから飛び込んできて
今日で丸1年。
迷子サイトや警察で拾得物の手続きを経て
時間をかけて正式に我が家で引き取った。
たぶんくちばしの色が変わってすぐの
生後3か月くらいかと思われる。
当時シロちゃんは心身に傷を負っていた。
足には血栓ができて全体が酸素不足で赤黒く
くちばしの形にも異常が見られた。
ずっと苦しそうに口呼吸をしている。
何よりも人を恐れる。
栄養状態も悪いことから
虐待されていたかもしれないと思った。
だから逃げ出したのか
あるいは病気だから捨てられたのか。
病院に連れて行こうにも
おびえがひどく暴れ出したら抑えられない。
だからしばらくは
どんな結末になろうとも
私のところで健康にさせようと思った。
そして一年。
くちばしの異常は出なくなった。
足の血栓は見えなくなり
赤黒い色は解消した。
普通の餌と環境を与えていただけで
これだけ健康に戻るのだから
以前はいったいどんな状況に置かれていたのか。
まだ跳びはねるのが苦手なのは
足の異常が残っているんだろうけど
特別不便な感じでもない。
そして何より
私の手の中で全体重を預けて眠るようになった。
私の肩や近くまで止まりに来て
お腹をつけて休んでいることも増えた。
たまに
パニックになることもあるが
すぐに手の上で落ち着いて
言ったことを理解してくれる。
それでもまだ顔色をうかがうことが
多いシロちゃん。
小さい頃にさぞ怖い目にあったんだろう。
でももう大丈夫。
ここにいればもうこわくないよ。
ピーちゃんもいるからね。
この記事の主語を
「父」または「母」に変えても通じる我が家。笑
高齢者の居場所づくりって
心身ともに受け入れられるかどうかがすべて。
おまけ)水浴び後のピーちゃんは落語の「死神」風。