母が入院していた病院では
食事の時間になると
ワゴン車みたいなでっかい配膳のカートが到着し
看護師介護師総出でトレーを配ったり
お茶を配ったりする。
待ちきれない患者さんは
カートから適当に持っていこうとして
看護師さんの仕事を増やしたり
歩けない患者さんは
遠くから早く持ってこいと大騒ぎ。
食事って本当に大切な時間なんだなぁ
とつくづく。
楽しみで待ちきれなくて早くしろと
せかされる。
あれあれでものすごく大変な状況だけど
何だか懐かしく思い出してしまった。
その中で
母は静かにしているように見えて
トレーが来たとたんに
ガッついて食べるという
地味に心待ちにしていたのだった。