介護とは
存在の意味を確認する作業なのだと思う。
ただ純粋に一個のいのちがそこにあり
ただそのいのちをていねいに維持する。
オプションなんか何もなくたって
ただ生きているということの価値。
さらに
関係性の中で確認し合える喜び。
社会の中で堂々と
たくさんの人とともに生きる。
ちょうど時代も
「一人で頑張る」「独り勝ち」「目に見えるもの」から
「みんなで助け合う」「シェアし合う」「心の中」という
流れに入ってきた。
それができるネットワークにいることの幸せ。
誰かのいのちをまもるために湧くパワー。
その「誰か」が増えていく手応えと
誰かから与えられたことを
他の誰かに与えていく循環。
養老孟司先生が言っていた
社会に出すって たぶんこういうこと。