こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

人生最後の季節

「人生最後の季節が幸せなら

 ああよい人生だったと旅立てる」

とこのブログでもあかるいみらいの中でも

散々書いていることを

ちょっと人前でしゃべらせてもらった。

反応は分からないが

誰かの心に響けばいいなと思う。

 

母と二人で暮らしていた頃の父は

夜中に母に蹴飛ばされたり

逆ギレした父が火をつけるぞなんて

物騒なことを口走ったりしたこともある。

 

その仲裁に入る私の日々は

まさしく地獄であった。

 

そして彼らがこの騒動の中で死んだら

それもまた地獄。

いい思い出が一つもない。

 

母は私が父の肩を持つと

逆上するという悪循環で

当時は手も足も出なかった。

 

母を入院させたあと

父の精神が回復するまで

ひたすら時間をかけて見守った。

できることは何でも叶えた。

 

最近になってようやく

父の精神が安定してきたのが分かる。

 

娘との暮らしで

少しはよい思い出を作れているかな。

 

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