こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

一方通行

去年のハマスタチューリップ祭り。

 

 

「お父さん元気?」

 

私の顔を見るたびに

そう聞いて下さる方がいる。

 

もっともそれ以上の付き合いはないし

共通の話題もないんだけれど

前に言った話は忘れていて

いつもサラの状態で

「お父さん元気?」とくる。

 

男性だし年配だし健康だし

なんか体裁見繕っておかないとっていうだけで

本当は別に父にも私にも興味はないんだろう。

 

これが我々の仲間なら

前回までの情報の続きを仕入れるべく

けっこう具体的に話もするだろう。

連続性のある踏み込んだ話ができる。

 

次なる一手を一緒に考えたり

私の体調が大丈夫かと

一声かけたりもするだろう。

 

そういうのが全くない

「お父さん元気?」

 

自分の中のToDoリストに

チェックを入れているだけで

相手と関わる気はさらさらないんだろう。

 

AIがバグッているみたいな

いつも一方通行の会話が

違和感にすら感じるこの頃。

 

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