巷で言われている「波動を上げる」って
具体的にはどういうことなんだろうと思っていた。
なぜなら田坂広志氏の著書「運気を磨く」に
両極性のことがていねいに書かれている通り
一方の情報に偏ることもまたリスクだから。
高齢になるということは
狭まり 偏り 閉じていくプロセス。
父のみならず出会う高齢者はみな
袋小路に行き詰まり
どうしていいか分からずに
ひた隠しにして閉じこもり
助けも呼べず動けずにいる。
我々はそこに駆けつけて
何をどうすればよいか分かる。
視野の広さ
視点の高さ
情報量と行動力
の違いってことなのかな。
父は閉じこもり引きこもり
俺の世界に入るな触れるなと
母も私も拒絶し続けたけど
本当に一人にしておいたら
すぐに全てをなくして
早死にしてたんじゃないかしら。
そうなっていないっていうことが
結果的には
「波動が上がった」と言えるのかもしれない。
もっともどちらが父にとって幸せだったかは
実のところ分からないけど。