昔から父は何をやらかすか
分からないところがあったから
先回りしてそのリスクを潰すのが
無意識で当たり前になっていた。
最近は部屋のレイアウトを変えて
電動ベッドを入れたとたん
柵に腕をはさみかけたり
広々としたスペースで転倒したりと
今の歳になってもなお
あらゆる準備を網羅して
これで絶対に危なくないだろう
と完璧な環境を用意してもなお
「え~そこですか…」
という盲点を狙って来る父。
わざとやってんじゃないか疑惑。笑
そんな父の先回り対応を
ずっとやってきたから
介護や看護のプロの方にも
リズムはそこそこ着いていける。
マンションの修繕で外されてしまったアンテナを
粗大ごみに出す予約をした。
そのあと理事会から連絡があり
業者に頼んで持っていってもらおうか?
と言ってくれたけど
もうとっくの昔に手配は済んでいる。
「あなたはやっぱりすばやいね」
って笑いながら帰っていったけど
そんなのんびりしてたら
この父の介護なんてできないですよ。