こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

欲がない

こだわりのカタマリみたいだった父も

最近ではすっかり欲も削ぎ落ちて穏やかに。

 

食べたいものも行きたいところも

「別にない」。

先日会った認知症患者の方も同じことを言った。

 

確かに今は不足もないし不安もないだろう。

必要なものは揃っている。

 

ロジャースの欲求段階説で言うところの

生理と安全が満ちていれば

もう十分なのだろうか。

 

 

欲が一切なくなると

人は生きられないのでは?とも思う。

 

あんがいそこそこの不足や欠落が

日常の中にあって

文句を言っているくらいがちょうどいいのかも。笑