ponoでランチ
あたたかくふんわりした
かわいらしくて小さな手が
私の手をぎゅうっと握る日が来るなんて
想像したこともなかった。
父と母の閉じた世界を抜けてから
薄皮を一枚ずつめくるかのように
現実を一かけらずつ取り戻してきた。
でもその父と母の世界を
全力で生きたからこそ今
同じ境遇の人と多く出会うことが
できているのも事実。
「15年って長いよね」って
しみじみ しみじみ
共感してもらえる人たちと
心底想いが通じ合うところまでたどり着いた。
肌寒い雨の朝。
子どもと手をつないで歩く道。
私の人生に
こんな時間が訪れるとは思わなかった。
心が通じ合い
同じ未来をともに目指す人々との出会い。
人生で体験したいことはちゃんと
「そうなるようになっている」。
まだまだ経験していないことを
これから全部やっていく。
もしかしたら想像したこともない未来が
まだありうるのかもしれない。