ドラマ「やすらぎの刻~道」では
震災の津波の中で祖母の手を放してしまった
孫の後悔が描かれている回があった。
「手を放さない」と考えるとき
いつも思い出すそのシーン。
介護される側にとっての最後の砦は誰か。
ドラマ「俺の家の話」では
わがまま放題言って家族を
困らせたりキレさせたりしつつ
「もう時間がないんだよ」と慟哭する。
時間がないことを理解している本人も
辛いだろうし
振り回される家族だって辛い。
でも家族しか頼れないってことも分かってる。
だから私も「それでも手を放さない」のだ。
それはきっとのちのち
良い方の思い出として残るはず。
私だけでなく
きっと母にも 父にも。
この先の長い長い旅路の中。