こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

それでも手を放さない

ドラマ「やすらぎの刻~道」では

震災の津波の中で祖母の手を放してしまった

孫の後悔が描かれている回があった。

 

「手を放さない」と考えるとき

いつも思い出すそのシーン。

 

介護される側にとっての最後の砦は誰か。

 

ドラマ「俺の家の話」では

西田敏行さん演じる認知症患者が

わがまま放題言って家族を

困らせたりキレさせたりしつつ

「もう時間がないんだよ」と慟哭する。

 

時間がないことを理解している本人も

辛いだろうし

振り回される家族だって辛い。

 

でも家族しか頼れないってことも分かってる。

だから私も「それでも手を放さない」のだ。

 

それはきっとのちのち

良い方の思い出として残るはず。

 

私だけでなく

きっと母にも 父にも。

この先の長い長い旅路の中。

 

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