こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

なぜ気付いたんだろう

部屋の間仕切りにしていた

大きな突っ張り型のカーテンレール。

 

父と二人で四苦八苦して組み立てたそれを

一人で動かすのはかなりの労力。

それでもどうにかこうにか

時間をかけてレイアウトチェンジ。

 

先日たまたま早く帰ってきて

片づけをしていたとき

ふと変な気配がして振り返ると

部屋いっぱいのカーテンレールが

ゆっくりと倒れるところ。

 

「危ない!」

 

なんとか片棒を握って衝撃を減らす。

足元の荷物が支えてくれていたのもあり

デスクライトが落ちたくらいで

何の被害もなく済んだ。

 

このところ小さな地震が多かったせいで

ネジがゆるんでいたのかもしれない。

 

こういうときすごく不思議な気がする。

なぜ早く帰ったこの日なんだろう。

なぜいつもはいないこの部屋にいたんだろう。

なぜ音もなく倒れることに気付いたんだろう。

 

しかもその日に限って

ライトのコンセントは抜いていた。

普段の私がいないときに

どしーんと倒れたら

壁紙がザックリはがれるどころか

火災の可能性もゼロではない。

 

新しい鏡台に倒れかかったので

ふちが少しだけ傷ついたけど

何事もなかったかのように

サクサクもとに戻せることの不思議。

 

こういうときにはっきりと

「守られている」ことが分かる。

 

こんな風に

意識にのぼらない御加護が

私のまわりにはたくさんあることに

この頃ちゃんと分かるようになった。

 

夜のラップ音がだいぶひどいんですがそれは。w