こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

チョコレート

ある研修でペアになって3分間話し続ける

という場面があった。

 

目的は「傾聴」であり

聴く側のためのプログラムなのだが

交代してどちらも体験しなければならない。

 

その時のテーマが「家族の思い出」。

うちはいつも両親がけんかしていて

思い出なんかないのにどうしよう。

 

ところが切羽詰まると思わぬことを話し始める。

 

名前や家族構成や両親の田舎の話なんかをした後

家族みんなで海で泳いだ話とか

父が仕事でいなかったけど

外国のでっかいチョコレートを

買ってきてくれたのがうれしかった

など意外な話が飛び出し自分でも驚いた。

 

あとから考えてようやくチョコレートの映像が浮かんでくる。

意識していないだけで

記憶には全部残っているもんだな。