「デジタルはゼロとイチでできていて
芸術はその間にある」
とは養老孟司先生の言葉。
心もたぶんそこにあるし
人間という存在自体がその間を
揺れているんじゃないかと思う。
こういうことをちゃんと言える
知の巨人がどんどん少なくなっていくこの先
ゼロとイチだけで生きる人の中を
どうやったらうまく老いていけるかと考える。
分かり合えないという事実を
割り切って理解するのみなのだろう。
自分だけ幸せでよいという生き方さえも
我々は遠くから祝福すべきなのだろう。
最近探し当てた
共感性とあたたかさをふんだんに持つ人々の中に
自分がいられることを心底幸せに思いながら。