母が急性期病棟を追い出されかけて
どうしようと私はひとり焦りつつ
施設に片っ端から電話をかける。
同時に住所を頼りに下見に行ってみる。
なぜなら仮に条件があったとしても
母が気に入らなければ水の泡。
母が好きそうな場所で
相性のよさそうな環境かどうかは
行ってみればすぐわかる。
ところが一か所だけ
どうしてもたどり着けない。
真夏の炎天下に地図を片手にうろうろしても
それらしき建物が見つからなくて
小さな仮設住宅に到着してしまう。
結局あきらめたのだけれど
ずっと後になって
そこは近くに建設中の
施設事務所だったことが判明した。
いくら探しても見つからないわけだ。笑