後見活動でやっていることはつまり
「本人が知らないうちに全部うまくいっている」
ようにして歩くってこと。
まるで阿刀田高氏原作の「迷路」。
最近では怖い話としてネットでも散見される。
自分の後始末がなんとかなっているのは
誰かが代わりにやってくれているから。
最近のアプリの「中の人」みたいなもの。
自動化されているつもりが実は全部手作業。笑
本人にしてみれば
「思ったことがすぐ実現した」
という認識になるのかな。
むしろ思わなくても良くなっていくという
高いレベルの好循環。
正式な後見人ではないが
長年父にやっていることは
後見であり介護であり看護である。
父はずっと家でテレビを見ていた。
その間
母の入院転院から看取り納骨
実家処分とマンション転居
毎日欠かさず三食出てきて
買い物も洗い物も洗濯も
親戚付き合いもお金の管理も
「いつの間にかうまくいってる」
「こうなったらいいな」とさえ
父は思わなくても
ただ寝ているだけでうまくいってる。
割とすごいことよね?
誰も分かってくれないのであえて書いてみる。