実家に戻って間もなく
回覧板を持ってきた84歳になる隣家のおばあちゃん。
私の顔を見て「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん」と
昔からの呼び方で懐かしんで下さいました。
でもしがみつくような目に少し違和感が。
一年ほどたった頃
隣家が転居のために取り壊しという連絡。
町内の方に聞くとおばあちゃんは
半年前に孤独死したと。
かつては娘夫婦と同居していたものの
娘さんが病気で若くして亡くなり
義理の息子さんと二人暮らし。
その男性は少し変わった方で
義母の介護をしていたとは思えません。
そうかあの目は「ヘルプミーだったのだ」
私は気付いてからとても悔やみました。
たとえ他人でもできることはあったはず。