言わなくては分からないし
言っても行動は変えられない
というのが父の病気。
目の前で私がいくら忙しく家事をしていても
一切目に入らないし
何をしているのかすら気が付かず
日がな一日寝っ転がってテレビを見てゲラゲラ。
なぜ「手伝おうか」の一言もないのか
「ありがとう」の言葉もないのか
私はあんたの女房じゃねえ!
と心の中で毒づきながら
長いこと私は憤慨していましたが
なにより「それが病気」に他ならないのでした。
母が入院していた病院では
職員の方がかいがいしく細やかに
介護をしてくださっていても
患者達は気にせずのびのび暴れ放題。
「それが病気」なのです。