築40年を超えていた実家は
基礎は丈夫なものの
現代の生活には不適応だった。
気密性が低いのでエアコンがつけられない。
すきま風が入るレベルなので
防犯のため夜は雨戸必須。
よくニュースで真夏にもかかわらず
エアコンもつけず雨戸ピッタリつけて熱中症に
などと聞くけれど
そういう時代の建物だから仕方がないのだ。
年寄りよりも先に私がギブアップして
マンションへの転居に踏み切ったのは
結果的には最善だった。
引越し作業は真夏の炎天下で
カラッポになった家を出て
近所にあいさつ回りをしたとき
どの家の方もすでに高齢者で
汗だくだったのが印象的。
同じ時代に一斉に建てた
当時の新興住宅地だから。