一時 藤山寛美さんの映像にはまって
片っ端から見ていた時期があった。
この方が醸し出す熱量と人情あふれる物語が
今見ても本当に新鮮に心の芯に響く。
収拾つかない面倒を持ち込まれる
お殿様や家長などの長老は
たくさんのことを知っていて
あらかじめ手を打っておいて
それぞれの働きに目を配って褒美を与え
全員が幸せになるような形でおさめていく。
上に立つ人の人格は
こんなにも豊かに広くあたたかいのだと
いつもつくづく感心して見ていた。
どんなに大変な世界でも
誰かが膨大な責任を引き受けて
現実は丸くおさまっていたりする。
引き受ける側でい続けられるなら
自分にとって
とても意味のあることかもしれない。