立川志の輔師匠が以前落語のまくらで
昔は母親がかまどで飯を炊き
洗濯物は冬でも手で洗っていたが
今はボタンを押すだけになっちゃって
人間は何にもしてないねって主旨を
(とても面白く)話していた。
また昨年だったか誰かの
「全部アウトソーシングして
『生活』ってものをやってない」という
つぶやきが話題になっていた。
介護も育児も外注できる時代だけど
その向こうでは「誰か」が代わりに
やっているに過ぎない。
お金を払う先が増えるだけで。
他人の面倒を見る前にてめえの親くらい
なんとかするぞって続けてきた「生活」が
時代の中でここから活きてきそうで
ちょっと救われている昨今。