こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

手押し車

通路の広いスーパーで買い物中

ガシャーンと大きな音。

 

手押し車とカートを押していた

おじいさんが背中からひっくり返っている。

 

近くの店員さんが抱き起して

手押し車を支えに立ち上がろうとしたとき

ズルリと車が前に動き 背中から落ちた。

 

ガタイのいい男性客が脇を抱えて起こしても

足元がおぼつかない。

別の店員さんが血相変えて走っていく。

もしかしたら救急車を呼びに行ったのか。

 

その一部始終を見ていて

急に涙が出てきてしまった。

あんなに足元がおぼつかないのに

自分で食料品を買いに来なければならない

暮らし方をしているのか・・・と。

 

一人暮らしなんだろうか。

家族はいないんだろうか。

サポートは受けていないんだろうか。

 

要介護の人よりも実は

こういう人が一番大変で

だからこそ心配。

 

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