あと1ヶ月でこのブログはまる4年。
始めた頃と今では意識がまるで違っている。
記憶をとりこぼすまいと
必死になって書きつづってきたが
今読み返すと既に忘れていることもあったりして
ちゃんと書いておいてよかったと思う。
母や父や被後見人の方も
ひとりの人間としての歴史があって
たくさんのドラマがあって
見たこと考えたことがあって
それらがどこにも残らないことや
誰にも覚えられていないということに
どうしても違和感がぬぐえなかった。
唯一無二の存在であるはずが
情報のひとつみたいに
あっけなく忘れ去られていく時代に
ささやかながらブレーキを踏んでみたい。
少なくとも私が関わった人だけには。
私の人生の中で
あと何人引き受けられるか分からないけど
その人の生きざまを少しでも
胸に刻み 目に焼き付け
公にはできなくても
物語として書き残していけたらと思う。