「海馬」脳は疲れない
忘れるということを理解する助けに。
母が認知症で入院すぐの頃はまだ足も丈夫で
院内をぐるぐると徘徊していました。
追いかけながらどうしたのかをたずねると
「汽車を待っているの」
若い頃家族で里帰りして横浜に戻るときの記憶でしょう。
そのためにカバンを探したり子供を探したりしているようでした。
新しい記憶は忘れても古い記憶は鮮明
ということが不思議で
脳機能について読み始めたきっかけとなった一冊。
認知症についての言及はほとんどありませんが
自分自身の将来的な脳の健康のためにも
読んでおくとためになる楽しい一冊。