長年の母の介護がヘビーだっただけに
いなくなってしまうと正直
手持ち無沙汰ばかりがつのった。
そんな折
市民後見人の選考通過の連絡。
責任の大きさを考えると
飛び上がって喜ぶことでもないが
望んでいた道ならこんなにもあっさり
扉は開くものなんだなと
不思議な運命のようなものすら覚える。
この先 誰かの人生に並走して
最後まで一緒に生きていくことになる。
そう思うだけで湧いてくる底力。
養子にするとか 配偶者にすることも含めて
他にもまだ何人かを引き受ける機会がきっとある。
かつて私の大切な友が
そんな風に籍を使ってまわりの人を助けていた。
彼女に少しだけ 近づいてきたかな。