男の人は弱くて見捨てると生きられない
ということを痛感する出来事がかつてあって
だからこそ父を置いて出られないのだと
はっきり分かってもいる。
その人にかけるはずだった分のエネルギーを
他の人に向けたり父と対峙してきた。
結果父との最低限の心の交流までは
できるようになってきた気がする。
今の心残りは母の介護を
満足にできなかったこと。
病院に入れてしまったために
気持ちにも暮らしにも
ピッタリ寄り添うことができなかった。
彼女の心の欠落を
最後まで満たすことができないままで。
もしもこれから後見人になるとしたら
母の若い頃のような女性と
関わることになるような気がする。
やり残した学びはやり直す。
そんな機会がいつも与えられる。