こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

家族の責任

老健で高熱が続いた母が

一時的に一般病院に入院することに。

 

そこは急患も来るうえ認知症対応していないので

基本的には「介護は家族が全部やってね」という姿勢。

 

翌朝7時に電話がかかってきて

「今すぐ来てください。何分で来られます?」

と看護師さんの激怒している声。

慌てて駆け付けると病室の前に

車いすに拘束されて血まみれで上半身下着姿の母。

事務職の男性が二人囲むように見張っている。

 

何事かと聞いてみると

 

母が自分で点滴を抜いてしまい

血まみれになった服を脱がせたが

別の服を着るのを嫌がって暴れて

手が付けられないので家族の到着を待っていた

 

とのことだった。

それから退院まで私は病室に用意された

簡易ベッドで寝泊まりすることになった。