こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

下宿屋

子どもの頃 きょうだいの部屋にあった

男おいどん」という漫画をよく読んだ。

 

玄関が一つで入ってすぐ右に

大家のばあさんが住む部屋があり

長い廊下の左右に住人の部屋

突き当りに共同トイレという下宿屋。

 

何かコトが起こると大家のばあさんが

「ガラッとドアを開けて入ってきた」

というのが印象的で

年をとったらこういう住まいが安全安心だよなと

心のどこかでずっと憧れていた。

 

今ならシェアハウスにあたるのだろうか。

あるいはグループホームが近いのか。

サ高住や高齢者専用マンションか。

 

あの住まいの一番の魅力はたぶん

「ガラッと部屋に入って」

行けたことだったと思う。