先代の三遊亭圓楽師匠が晩年
テレビ番組の中で病気のため
塩分を完全に禁止された話をしていた。
「醤油をつけない寿司なんてね
生臭くって食えたもんじゃないですよ」
そのときの苦々しい表情ったらなかった。
エピソードに事欠かない方だったが
これも結構な出来事じゃないのかしら。
一番好きなものを人生の最後に禁止されるって
皮肉なことだなぁと思う。
母もそうだったし
父もそうなってしまった。
人間の体は繊細なバランスでできていて
キャパを越えた分は年齢問わずダメよって
止められるのかなという気がした。