どうにかこうにか母を受診させ
いよいよMRIへ。
母は何が起きるのか分からず混乱し
ソワソワイライラしている。
このまま激怒して「帰る!」ってならないように
ああでもないこうでもないと
話しかけつつ気をそらして
長い待ち時間を祈るように耐えた記憶。
看護師さんに連れられて
母は一人で中に入っていく。
出てきたときにはあまりの轟音に驚いた様子で
でもなんだか楽しそうに
「すごい音だったの」とくり返した。
これで結果が出て認知症診断が下り
いよいよ治療が始められるのかと思うと
心底ホッとしたのを覚えている。
大きな一段落の日。