今年の正月にふと思い出したのだが
板餅というのがあった。
小さい頃は母が近所の和菓子屋で予約をした
大きな板餅を家族で取りに行った。
サイズはA3より大きいだろうか。
まだ柔らかい出来立てのそれを
少し固くなるまで待ってから
包丁で小分けに切っていく。
鏡餅も同じようにむき出しの大きな餅を
抱えて持って帰り床の間に飾る。
ひびが入りカビが生えて
お汁粉にする頃にはカッチカチに割れていた。
みかんも箱ごと届いて
葉っぱがついているのを掘り当てて
鏡餅に乗っけたなぁ。
お正月の準備というのは
今では考えられないくらい
主婦にとって重労働だったよなぁと思い出した。
今年は餅大好きな父もほとんど食べなかったので
お歳暮にいただいた丸餅が大量に余っている。
昔はカビないように水に入れたりしていたなぁと
思い出しつつ余った餅をどうするか悩む。