こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

ないない!がない

このところかつてないほど

こころの中が穏やかな毎日。

 

なぜなんだろうと

思い返してみると

父と母の「過度な欠乏感」を

満たさなくてよくなったからだ。

 

二人ともいつも「あれがない、これがない」と

不安を訴えて困って探して

当たり散らして結局見つからない。

 

そうならないように私は常に

彼らが必要とするものを

先回り先回りして準備しておくようになった。

 

二人の「ないない!」が発動しないように

必要なものを全部揃えておく。

 

ってことをずーっとやっていたから

精神的にいつも余裕がなかったし

自分のことにかまう暇もなく。

 

なにしろまだ起きていない事態を

想定して備えるわけだから

あらゆるシュミレーションをし続けた。

 

それは今 後見で十分すぎるほど

役に立っているわけだけれど。

 

とにかくすぐそばで

「どうしよう」「ないない」って

無意識に不安を抱え続け

訴えてくる人がいなくなり

自分の考えだけで動けるので

長年の足かせが外れたような軽さ。

 

ああこんなに自由でいられるんだっけ。

ただ13年を超える習慣は大きくて

まだ記憶や感覚は半分も戻っていない。

ノミの天井 もしくは 象の杭。

 

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