こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

優先順位が変わるとき

 

実話をもとに作られた

映画「オレンジ・ランプ」は現在公開中。

39歳で若年性アルツハイマー認知症になった

夫と妻の物語。

 

病や介護が急に現実に迫ってくるときは

「人を一番大事にするため」に

優先順位をぐるりと変える瞬間なんだろうと思う。

 

華々しいキャリアや

すべてが順調に運んでいた日々を手放し

先の見えない 足元のおぼつかない

不安を引き受けて闘う日々に飛び込む。

 

その悔しさや怒りや苛立ちに加え

思うようにならない現実と

良くなるはずのない病と向き合う。

 

その中でともに生き

ともに闘うことこそが

夫婦や家族のきずなをより強く

かけがえのないものに作り上げていく。

 

 

そういうプロセスを一通りやってみた者としては

「絶対なんとかできる」と信じられる。

 

多くを失ったように思えても

引き受けた事実は

生涯の誇りであり

かけがえのない愛の日々となる。

 

優先順位を変える・・・

それは愛を最優先にするということ。

 

 

ykaigo.hatenablog.com