こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

合わせ鏡

介護者の心の安定は

介護を受ける側の心に反映する。

 

介護に必要なのは

共感とネガティブ・ケイパビリティ

もうひとつある気がする。

 

それは介護者の心の安定。

 

自分をさておいて

共感と答えの出ない状況を抱え続けるためには

相当な精神力が必要になる。

 

介護そのものが精神力を鍛える場でもあるが

その状況が続く日々を引き受けるには

自分を安定させておく必要がある。

 

介護殺人などのニュースを目にすると

専門職としてトレーニングを積んでいても

ストレスだったり若さだったり

あるいはプライベートで抱えている重荷によって

プツリ

と抑えが飛んでしまうことも想像に難くない。

 

人は弱いものだから。

 

新たな後見が始まって

前回作った資料を見直すことが増えた。

たった3年前なのに自分が全く

違っていることに気がつく。

 

あの頃はまだすべてにイラついてたからな。

 

最近は開き直って現実を徹底的に引き受けたから

余裕もあるし楽しめている。

人間関係もスムーズで

父までがやたら素直になってくる。

 

いつも合わせ鏡。

 

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