介護でも後見でも
けっこう一通りの体験を
させていただいた気がする。
たいていのことでは揺らがなくなった。
母が相当に重症だったから
周辺症状さえなければ
それほど難易度は高くないとさえ感じる。
父は人一倍手がかかるが
穏やかなのでやりようはある。
かといって置いて出るわけにもいかないので
手が余る時間にもう一人抱えていたのだが
あっという間に任務は満了した。
すごい密度の経験。
今は次の依頼が発生するまでのアイドリング。
作品にまとめたり関係者同士で話したりと
なかなかに有意義な時間。
平成長屋で寄り集まって住めば
それぞれの細切れの時間をこんなふうに
効率的にシェアできるのだ。
人は人のために生きてこそ
真の幸せにたどり着く。
競争や取引や独り勝ちでは
孤独なまま こころに穴が空いたまま。