8月21日というこの特別な日宛に
「千両みかん」が届きました。
落語の「千両みかん」では
病床の娘の願いを叶えるため
冷蔵庫のなかった江戸時代
真夏にみかんを探し歩き
ようやく見つけた一個のみかんに
千両を払ったという親の愛の物語。
サゲに見る人間の業もまた
胸が締め付けられる。
とても好きな噺。
炎天下が続く真夏のみかんの
保存が難しいのは
冷蔵庫のある現代でも同じ。
この暑い中 この日このタイミングで
遠くから心のこもった贈り物。
そう
長年のお付き合いの中で
いつも果物を送って下さっていた方。
本人には会えなくても
言葉は交わせなくても
この日を分かっていることから
まっすぐに届く想い。
これからも新たなかたちで
お付き合いが続きそうです。
こころからの感謝を。