数日前に
父が89歳の誕生日
数えの90歳=卒寿を迎えました。
「数え」で先にお祝いできるのはありがたい。
なぜなら翌年が「来る」確信はないのでね。
いやしかし89年ってすごいな。
本当にここまでよく生きてきた。
お赤飯は米八の赤箱。
文明堂の金かすてら。
メインはお刺身。
それぞれに下処理をして。
鯛 ヒラマサ イカ。
この日は珍しく完食!
お花。
卒寿って紫がテーマカラーらしいのだけど
あまりめでたさが出ないので
マゼンダ100な色合いに。
メッセージカードをリニューアル。(マゼンダ100で)
はじめて届いたお祝いの言葉。
やっと祝ってもらえたね。
長生きして待っててよかったね。
さらに
意外な方からも
素敵な花かごが届きました!
みんなで撮影会。
父もうれしそうでした。
長生きできるって本当に
めでたいことだよねぇ。つくづく。
***
父はこのお誕生日の日 私に
「手間をかけたね。ありがとう」と。
そんな言葉が出るようになったんだね(泣)
近年折に触れ父は
この10数年のことを私に
泣いて詫びることが増えたけど
想いをちゃんと言葉で伝えられること
胸の内を表現できるようになったことは
奇跡みたいなしあわせな変化。
一生懸命変わってきたもんね。
家族っていうのはやっぱりこうじゃないと。
私が関わるからにはここまでこないと。
孤独に閉じこもっていた父を社会に出せたかも。
89歳。本当にめでたい。いろんな意味で。
父の人生ほとんどが
母とのややこしい時間だったから
私が引き受けている今はせめて
一瞬一瞬を大切に
残された時間でこころが満ちるように。
いつか旅立つときに抱えていくのは
「家族」とのしあわせな記憶だけになるように。
さて次の祝いは敬老の日。
元気で迎えられますように。
***
おまけ
ぼくも家族だ!(キリッ)
え?私も?
そんな顔しないでよ 笑