こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

レストランじゃないんだから

父の体調が良くなるのはいいんだけど

食べられるものが急に変わるので

それはそれで困りもの。

 

もうおかゆは食べられないよ

柔らか目のご飯にして。

 

などと急に言われても

おかゆのバリエーションに揃えている

冷蔵庫の中身は変えられない。

 

そのため最近の口ぐせは

「今日は我慢して。

 レストランじゃないんだから」

 

以前の父ならここで我慢ができなかった。

いや食べられないからねとボソッと言い放ち

静かにむうーっとしていくのが常だった。

 

私は本当のところアイロニーが好きなので

皮肉ったら笑ってもらいたいんだけど

このコミュニケーションは人を選ぶので

あんまり発揮する機会はない。

 

だから

レストランじゃないんだから

と言ったときには

はいはいと笑ってくれるのは正解。

父との会話でそんな日がくるなんて

想像したこともなかった。

 

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