秋口から年末にかけて
父の体調は思わしくなく
食事量もどんどん減って
とにかく「覚悟」の日々だった。
早3か月。
ときおり汗ばむくらいのあたたかい日が続く。
気温に比例して
父の体調も顔色もみるみる良くなった。
年末の心細さがウソみたいに。
坂上忍さんの保護活動を
このところ興味深く見ている。
犬も猫も老いて介護が必要になり
ケガや病気を抱えていることもある。
その痛みに寄り添い続けて
幸せな環境を整えてあげるのは
たぶん人間以上に大変なこと。
それを毎日続けている姿勢。
その姿を見ていると
私なんかこんなことで
音を上げるわけにはいかないか
と勇気をもらっている。
病気の動物はやっぱり
寒くなると悪化するというのが
坂上さんの体感だそう。
それを読んで「人も同じ」だと思う。
あたたかくなってきたことに
こんなにホッとした春はない。