こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

転ぶ高齢者

役所前の交差点でまあまあの人出。

隣の駅まで歩く途中の私は

正面から歩いてくる老人を

見るとはなしに見ていた。

 

いきなり前のめりにその人は転ぶ。

 

スローモーションのようだった。

頭は打ってない。

膝をついたかな。

近くには何人かいるけど見てるだけ。

 

程よく追い付いたので声をかける。

大丈夫ですか?

うん 大丈夫。

足打ってない?

ああ なんとか。

 

その人は自分で立ち上がる。

ズボンの膝に穴があいていたが

見なかったことにして

動きも不自然さはないので私は立ち去る。

結構な人数がまわりで気にしてはいるが

もう誰も動き出すことはなさそう。

 

すれ違いざまに

心配ねぇと遠巻きに見ていた

女性たちが近寄っていく。

何かあれば頼んだよ。

 

ykaigo.hatenablog.com