こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

かかりつけ医

介護認定がないうえに

定期的な医療行為が必要なわけでもなく

かといって元気いっぱいなはずもない

父のかかりつけ医問題は長引いていた。

 

このあたりの医療は

病院ごとの役割が決まっていて

大きな病院にはいつまでもいられないし通えない。

 

そこで数年前に近くに開業したクリニック。

いろいろ縁もあり院長のお話を聴く機会も

多かったので気にはしていた。

 

ある日ポストにそのクリニックのチラシ。

医療保険で外来でも大丈夫とある。

 

っていうかこんな偶然ある?

と感動してすぐに電話予約。

 

それから半年。

 

雨の日は何があろうと絶対に外には出なかった父が

先生に会うのが楽しみで

冷たい雨でもいそいそと出かける。

 

確かにこれまでの病院の

処方箋を書くだけの先生とはちがって

患者をすべてを把握しようとする前のめり。

 

向き合い方が違う。

 

私は横で

この人が父を看取るのか…

と思いながら複雑な思いで眺めている。

 

ykaigo.hatenablog.com