こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

ただそばにいる

もともと自閉症気質の父は

人との距離が近くなることを嫌い

顔を合わせないように

逃げ回っているところがあった。

だからこんなに狭い部屋の中でも

食事以外で会うことはない。

お互いにいないところを見計らって動くから。

 

ところが。

ここ数カ月体調を崩してから

父の行動に変化が。

 

父が寝ているなあと確認してから

一人で食事をしていると

父がやってきておもむろにテーブルに着く。

 

「えっ?」

 

な・・なんか用?

ご飯食べたい?

テレビ見るのかな?

 

慣れない行動に

いろいろ考えていると

まさかの話がしたい様子。

 

あるいは食事が終わった後。

たいていそそくさと逃げていくのだが

このところはずーっとテーブルにいる。

私が家事をしているのをずっと見ている。

 

ピーちゃんたちのかご掃除をしていると

「鳥の世話までさせて・・・」とつぶやく。

 

中の人が入れ替わったのかな。笑

病気になったとしても

こういうことがあるから何とかなる。

 

なんか家族として

最後の「詰め」をこなしているみたい。

 

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