こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

忘れもの

投票所は大きな歩道橋を渡り

急な坂道を上った先。

 

父は比較的体調も良く

行く気になっていたので

涼しくて人の少ない時間を見計らって

ゆっくりゆっくり歩いていく。

 

一足早く投票を終えた私は出口で待つ。

見ていると父は書くのが遅いのか

なかなか終わらない。

 

やっと動いたと思ったら

そばにいた係員の方が

「あ!杖忘れてる」とポツリ。

私も思わず「ほんとだ」と声を出して

係員と顔を見合わせる。

 

私が入ろうとするのと

中の係の方が杖を父に渡すのが同時で

父は一瞬人に囲まれて何が何だか?

という顔をしている。笑

 

出口の係員の方にあいさつして帰る。

大事にならなくてよかった。

 

時間がかかったのは

「字を間違えちゃって書き直してたんだよ」だと。

のんきやな。笑

 

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