こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

もうちょっと一緒に

ふとこの頃

「そうは言っても面白い10年だったな」

と振り返っている。

 

このブログの最初の方は

まだ毒々しく憎々しい感情が渦巻いて

ストレートに表現されているが

それもまた終わってみれば家族の思い出。

 

こうやっていくつも乗り越えて

内側を整え よい記憶に変えていくのが

家族なんだな。

 

やっと家族っぽくなってきた最近

「恵ちゃんの人生狂わせちゃったな」

父が米寿のお祝いの最中に

ポツリとつぶやいた。

 

ああ全部分かってたんだ。

そして父もまたつらかったんだな。

 

それを聞いたらもう

あらゆる感情は吹き飛んで

すっきりニュートラルに戻ってきた。

 

父の残り少ない人生に

もうちょっとだけ一緒に

思い出を作っていこう。 

 

 

実は父が思うほど『狂った人生』でもなく

私自身の描く未来には

この10年を糧に意外なルートで近づいているのよ。

 

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