こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

粗大ゴミ

実家を処分するときに

一番大変だったのがゴミ。

分別にはコツコツと半年くらいかけて

地域の収集に出せるものは順次出して

最後に業者を頼んで粗大ゴミは一気に。

 

父がとっておきたいとごねる置物や

当時まだ入院中だった母が

大事にしていると分かっているもの

そういうものをとにかく

「急いでるから」

「新居は狭いんだから」

と言い聞かせてぐんぐん捨てた。

 

私だって都内の部屋の大事な私物を

全部処分してから来たんだから!

少しは我慢しろという思いもあった。

 

朝一番でやってきた業者は

テキパキと大量の粗大ゴミを運び

40分くらいで全部持って行ってしまった。

 

がらんと平べったくなった部屋を

一人複雑な思いで

隅から隅まで何度も歩きまわった。