こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

レビー小体型認知症

実家にいるとき隣の部屋で寝ている

父の部屋から夜中に叫ぶ声。

低い声だが抑えのない全力の声量。

それが半年に一度くらいあった。

 

レビー小体型認知症の初期に違いない!

折しもその頃はあちこちの認知症セミナーに通い

レビー小体型を発見した先生の講義も聞いていた。

 

発症するとアルツハイマー型以上に

手がつけられないと聞いていたので

いち早く手を打たねばと準備に走り回った。

 

ところが待てど暮らせど症状は発現せず。

幻視がたまに出たり

歩き方がそれらしくなったりはしたものの

病院を考えるほどではなかった。

 

ここ数年は叫ぶこともなくなったし

どちらかというと

年齢相応の老いに落ち着いているので

まずまずひと安心。