こころ遊多加な介護へ

暮らしといのち

病名がつくこと

病名がつくことの安心感を覚えるこの頃。

 

母はずっとヘンな性格をしていて

私は何とか母の心にコンタクトを取ろうと

あれこれ試行錯誤できる限りをやってみたが

すべて空振りに終わりいつも燃え尽きた。

 

ところが母にきちんと病名が付いたとき

あらゆる苦悩から解放された気がした。

そして病気なら対応は全く変わってくる。

しかも解決方法があるのだ。

 

高齢というだけで父の介護をすることに

いつもくすぶりを抱いていたのに

明確な病名がついてしまうと

穏やかにまっすぐな気持ちで

看病と介護に取り組める不思議。